Blogブログ
日本の消費税、何に使われている?[Bespa Report vol.19]
本日のテーマ
日本の消費税、何に使われている?
世界の国々と比較してみる
1》日本の「10%」は世界的に見るとどうなの?
消費税の減税が話題になることが増えていますが、日本の消費税率10%は、世界的に見ると比較的低い水準です。
ヨーロッパ諸国の多くでは20%前後の税率が採用されており、世界最高水準のハンガリーでは27%の消費税率が課されています。
世界基準で見ると、日本の消費税率はまだ抑えられている水準にあることが分かります。

2》「食料品は非課税」は日本でもできる?
消費税を考える上では、標準税率だけでなく軽減税率にも注目する必要があります。
日本では食料品などに8%の軽減税率が適用されています。一方、韓国では一部の食料品が非課税となっており、家計負担を軽減する仕組みが採られています。
しかし、日本の消費税収は年金・医療・介護などの社会保障を支える重要な財源です。非課税の対象を広げると、社会保障を支える財源が大きく減少するという課題があります。
3》消費税の使い道は国によって異なる
北欧諸国では、高い消費税を負担する代わりに、医療費や教育費の自己負担が少なく、生活の中で税金の恩恵を実感しやすい仕組みになっています。
一方、日本の消費税は年金・医療・介護など社会保障に充てられていますが、予算配分は高齢者向けが中心となっています。
そのため、現役世代は恩恵を実感しにくく、「税金がどのように役立っているのか」が見えづらいという課題があります。
4》税金の使い道を知ることが大切
消費税は、私たちが日常生活の中で負担している、とても身近な税金です。
だからこそ、「支払った税金がどのように社会へ還元されているのか」を知ることは、とても重要です。
税金への不満や将来への不安を減らすためには、制度そのものだけでなく、税金がどのような目的で使われているのかを正しく理解することが欠かせません。
日々のニュースをきっかけに、消費税や社会保障の仕組みに目を向けてみることで、より納得感を持って制度を理解できるようになるでしょう。