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企業文化を点検してみよう [経営エクスプレスNEWS vol.4]

    保険代理店が地域経営者の方々へ「経営のヒントになれば!」という思いから、“経営エクスプレスNEWS”という形で定期的に投稿してまいります。

    情報提供を通じて、企業成長のご支援ができれば幸いです。

     

     

    本日のテーマ

    【企業文化を点検してみよう】浸透させるためにできることは?

     

    企業文化とは

    企業文化は、その企業の背骨ともいえる大切なものです。その会社で働くすべての従業員の行動規範となります。特に、企業が変革を目指す際は企業文化が従業員の行動指針となり、組織全体を一つにまとめる役割を果たします。

    企業文化は多くの場合、明文化され、全体に共有されますが、現実には浸透が不十分なケースも少なくありません。

     

    企業文化の浸透は重要?

    図は、株式会社電通が行なった「企業変革のための企業文化に関する従業員意識調査」からの抜粋です。企業変革に取り組んでいる企業(従業員数51人以上)に勤務する20~59歳の800人を対象に、企業文化の重要性について聞いています。

    調査によると、約69%(非常に重要である+重要である)の従業員が企業変革において企業文化の重要性を感じているようです。

     

     

    定着の難しさ

    多くの従業員が重要性を実感している企業文化ですが、実際に浸透、機能させるのに苦戦する経営者が多いのも事実です。なぜ、企業文化の定着は難しいのでしょうか。

    その要因の一つとして挙げられているのが「具体性に欠ける」ということです。

    ある企業では、企業文化を「高潔で誠実な組織」と定め、常に社員の目に触れるところに掲げていました。「いつも思い出してほしい」との経営者の願いからです。それなのに、企業文化に反する問題が起こってしまい、経営者は頭を悩ませていました。

     

    具体性が増すことで行動指針になる

    仕事が日々選択の連続なのは、経営者のみならず従業員も同じです。意思決定の場面でどう判断するか迷うこともあります。このような状況において、個人の判断基準に基づき行動する場合もあるでしょう。

    しかし、組織の共通認識として企業文化を育てるなら、その内容を「重要な意思決定の場面で判断基準として活かせるもの」にしなくてはなりません。そのために、企業文化に具体性を加えることは一つの解決策となり得ます。

    企業文化がどう行動すべきかはっきり示してくれるものであれば、社内に浸透しやすく、組織として一貫性のある判断も可能になるはずです。

    ぜひ、自社の企業文化を点検してみてください。