Blogブログ
戦略が伝わらない理由とは?[経営エクスプレスNEWS vol.14]
本日のテーマ
策定しただけで終わらせるのはもったいない!
戦略が伝わらない理由とは?
1》企画と戦略
企業にとって、経営戦略の重要性は言うまでもありません。激しい競争の中で、いかに他社との差別化を図り、顧客に選ばれるかは、企業の存続と成長を左右します。
戦略とは、環境変化を見据え、持続的に成果をあげるための「道標」です。だからこそ、経営陣が練り上げた戦略を社員にわかりやすく伝え、正確に共有することが欠かせません。
2》戦略の浸透具合は?
図は、タナベコンサルティングが実施した「長期ビジョン・中期経営計画に関するアンケート調査」からの抜粋です。
「長期ビジョン・中期経営計画が社内全体に浸透しているか」の問いに対し、「社内全体に浸透している」と答えた企業は21.4%にとどまっています。そして、「浸透していない」と明言した企業は13.6%にのぼります。階層によって浸透度に差はありますが、経営層と現場の間にギャップが生じているのが実情です。

3》戦略の伝え方
この状況を改善するために有効だと考えられるのが、「戦略のビジュアル化」です。戦略を文章だけで伝えようとしても、限界があります。なぜなら、文章だけの戦略は読み手の理解力、読解力に依存してしまうからです。
複雑な構想を誰もが理解できる形にするには、戦略の「見える化」が欠かせません。全体像や構成要素、相互関係を1枚の図に落とし込んでみると、社員の理解度は格段に高まるはずです。
4》ビジュアル化のメリット
例えば、戦略の柱を3~4本に絞り、相互の流れを明示した図にまとめると、現場の社員は「自分の業務がどの戦略要素と結びついているのか」を直感的に理解できます。戦略は、策定することではなく「伝える前提で設計すること」が重要です。どれだけ詳細に説明した資料があっても、読み手に正しく伝わらなければ存在しないのと同じです。
そして、文章だけでは受け手ごとに解釈が分かれてしまいますが、ビジュアル化すると全員が同じイメージを共有できるようになります。その結果、社員の思考が統一され、日々の業務で迷いのない意思決定ができるようになるのです。
戦略のビジュアル化は「理解を促すための手段」だけでなく、「社員の行動を引き出す仕組み」にもなります。ぜひ、取り入れてみてください。