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早めに備えたい、季節の感染症対策 日常生活で無理なくできること[Bespa Report vol.11]
本日のテーマ
早めに備えたい、季節の感染症対策
日常生活で無理なくできること
≪ご質問≫
50代の女性です。今年もインフルエンザの予防接種の案内が届きました。年末年始は親戚一同の集まりが楽しみなのですが、予防接種をしていても体調を崩すことがあるので毎年心配です。感染症対策ってどうすればいいんでしょうか?
◆感染症が広がる原因
種類にもよりますが、ウイルスは気温が16℃以下、湿度が40%以下の環境を好むといわれています。
また、日照時間が短くなると免疫機能も低下しやすくなります。さらに空気の乾燥によって鼻や喉の粘膜も乾きやすくなり、ウイルスの侵入を防ぐバリア機能が弱まります。寒くなる季節に感染症が増えるのにはこういった背景があるのです。
◆簡単にできる対策
これからの季節は空気が乾燥していくので、加湿器や空気清浄機の活用は効果的です。また、換気については対角線上にある2方向の窓を開け、風を通すことが重要です。
窓を何分くらい開ければ換気できるのかは、その日の風の強さによっても違うので明確な決まりはありません。室内にいる人が寒いと感じたら、空気がだいぶ入れ替わっているので窓を閉めましょう。

◆体を温めてくれる食材
日々の食事で体を整えようと意識することも大切です。冬に旬を迎えるもの、寒冷地で育つもの、地中で育つものなどは体を温めるといわれています。
鶏肉や鮭、ぶり、根菜類、ニラ、ねぎなどの食材は、体を温めてくれる食べ物です。また、ニンニクやショウガもおすすめです。ショウガは出汁に加えたり、薬味に使ったりと料理に取り入れやすいのも魅力です。