しかし、実態は違います。目立たなくなっているだけで、「長時間労働」も「働きすぎによる心身の不調」も確かに存在しています。
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長時間労働は誰も得しない 健康を守りながら、成果を出す [経営エクスプレスNEWS vol.10]
保険代理店が地域経営者の方々へ「経営のヒントになれば!」という思いから、“経営エクスプレスNEWS”という形で定期的に投稿してまいります。
情報提供を通じて、企業成長のご支援ができれば幸いです。
本日のテーマ
長時間労働は誰も得しない
「健康を守りながら、成果を出す」
1》長時間労働の現状
しかし、実態は違います。目立たなくなっているだけで、「長時間労働」も「働きすぎによる心身の不調」も確かに存在しています。
トップは、「仕事の量」です。そして、仕事量に対処する最も手軽な方法は「働く時間を増やすこと」、つまり長時間労働です。

3》長時間労働が生まれる背景
長時間労働の背景には、「やらされている」ではなく、当人の「やりたい」という気持ちがあることも少なくありません。しかし、意欲的に見えるこの姿勢も、間違った方向に捉えられてしまうと危険です。
「◯◯さんはいつも頑張ってやってくれるから、とりあえずあの人に頼んでおけば安心だ」と、周囲が頼りすぎてしまう。その結果、無理が重なって本人が体調を崩し、ようやく問題が表面化する。そんなケースはよくあります。
4》成果は健康ありき
もう一つ、今もなお長時間労働が残っている背景には「経営者自身の成功体験」もあります。過去に長時間働き、会社を成長させてきた経験があると、「長く働くこと=勤勉」「残業をいとわない=評価に値する」といった企業文化を無意識のうちに形づくってしまうケースもあるのです。
しかし、今求められているのは「成果を出しながら従業員の健康を守る働き方」です。その実現には、経営者自身がこれまでの意識を変え、現状を見直すことが不可欠です。
社内の無駄をすべて洗い出し、「どの業務に、どれだけの人員を、どう配置すべきか」を丁寧に設計するなど、長時間労働を減らす工夫はいろいろあります。社員の健康があるからこそ、会社は成果を出せる。この順番を間違えないようにしましょう。