人材確保の難しさ
人材確保は、いつの時代も企業にとって大きな課題です。採用には時間とコストがかかり、離職すればさらに損失は拡大します。新たに人を育成するための教育コストや採用活動に費やす時間も無視できません。
さらに、離職はチーム全体の士気や業務効率にも影響を及ぼします。そのため、一度採用した従業員に長く活躍してもらうことが、経営の安定と成長に直結する重要なポイントです。
保険代理店が地域経営者の方々へ「経営のヒントになれば!」という思いから、“経営エクスプレスNEWS”という形で定期的に投稿してまいります。
情報提供を通じて、企業成長のご支援ができれば幸いです。
本日のテーマ
転職希望者が1万人突破の時代
「提供価値の中身を考えてみる」
人材確保は、いつの時代も企業にとって大きな課題です。採用には時間とコストがかかり、離職すればさらに損失は拡大します。新たに人を育成するための教育コストや採用活動に費やす時間も無視できません。
さらに、離職はチーム全体の士気や業務効率にも影響を及ぼします。そのため、一度採用した従業員に長く活躍してもらうことが、経営の安定と成長に直結する重要なポイントです。
下図は、総務省統計局労働力人口統計室が実施した調査「直近の転職者及び転職等希望者の動向について」からの抜粋です。
転職者数は横ばいですが、転職希望者数は年々増加しており、2023年度には1千万人を超えました。
人手不足の時代において、従業員の辞めたい気持ちをいかに引き留め、働き続けたいと思ってもらえるかが、人材戦略の鍵となります。
そこで人材を定着させる策として挙げられるのが、従業員への提供価値を見直すことです。報酬の引き上げや福利厚生の充実などは、一定の効果があります。しかし、それだけでモチベーションを維持するのは難しいものです。
心理学では、快楽への順応を意味する「ヘドニック・トレッドミル」という概念があり、この理論によれば賃上げによる満足感も長続きはしないと考えられます。
そこで従業員への価値提供を考える際は、まず対話の場を設け、「何にやりがいを感じるか」「どんなときにしんどいか」といった声に耳を傾けてみることが有効です。
対話を通じて会社への期待を理解し、一方通行ではない価値提供を目指すことが第一歩です。
もちろん報酬や福利厚生は大きな魅力ですが、働きがいをもち、この会社にいたいと思ってもらうには、「自分はここで必要とされている」「自分の声が届いている」という実感も欠かせません。この実感も大切な価値です。たとえ報酬や待遇が充実していても、日々の仕事の中で承認や共感が得られなければ、真の満足は得られにくいものです。制度の充実以外に、職場環境にも注目してみてください。