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肺がんの基礎知識と治療について [Bespa Report vol.6]

    私どもが保険の営業活動を通じて、多くの方々とお会いし、直接的に感じたり、学んだりしたテーマを“ベスパレポート”という形で定期的に投稿してまいります。保険とはかかわりの薄い内容のものもありますが、情報化時代の経営戦略に少しでもお役立ていただければ幸いです。

     

    本日のテーマ

    肺がんの基礎知識と治療について リスク要因や検査・治療費などを見てみましょう

     

     

     

    ≪ご質問≫

    28歳の男性です。昨年、父親が肺がんになりました。幸い早期発見だったので、大事に至らずに済みました。

    ふと思ったのですが、一般的に肺がんの治療費ってどのくらいかかるのでしょうか?

    かなり高額になるイメージがあります。

     

     

    肺がんのリスク要因

    肺がんの主なリスク要因は、「喫煙」とされています。また、周りの人が吸うタバコの煙にさらされる「受動喫煙」もリスク要因となります。肺がんにはその他にもさまざまなリスク要因があり、アスベストという物質を吸いこむことや大気汚染も肺がんの発症リスクを高めます。発症リスクを下げるには、タバコや有害物質から身を守ることが有効です。

     

    がん検査について

    一般的に肺がん検診では、主に胸部X線検査や喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)などが行なわれます。

    検査の結果「要精密検査」と判定された場合は、必ず精密検査を受けてください。症状がないからと自己判断するのは危険です。治療法は、進行度や全身状態、他の臓器の機能などを総合的に見て判断されます。

     

    医療費明細の一例

    肺腺がんを例に、一般的な治療費の目安を確認してみましょう(下表参照)。

    入院期間は、18日間とします。医療費総額は121万500円で、患者負担額が3割の場合は36万3150円。プラス食事標準負担額2万3030円で、患者負担額の合計は、38万6180円となります。これらの他に、差額ベッド代や寝具料などが必要になる場合もあります。

     

     

    がんを早期発見するには、定期的ながん検診や人間ドックの受診が大切です。

    早期であれば治療の可能性が高く、身体的、経済的にも少なく済みます。また、高額療養費制度が適用されれば、さらに自己負額を軽減でいます。