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1on1の成果を最大化する方法 [経営エクスプレスNEWS vol.2]

    保険代理店が地域経営者に経営のヒント“経営エクスプレスNEWS”という形で定期的に投稿してまいります。

    情報提供を通じて、企業成長のご支援ができれば幸いです。

     

     

    本日のテーマ

    マネジャーは「サポート役」に徹する1on1の成果を最大化する方法

     

    1on1の浸透

    近年、1on1の手法はかなり一般的になってきました。すでに実践されている企業も多いことでしょう。1on1とは、簡単に言うと「上司と部下が定期的にマンツーマンでミーティングするマネジメント手法」です。

    その目的は、部下の成長をサポートすることにあります。ただし、1on1の定義は上記のとおりざっくりしているので、実際の取り組み方は実施するマネジャーによって多種多様です。

     

    1on1の満足度は?

    下図は、パーソルホールディングス株式会社が運営するd’s JOURNAL編集部が行なった「1on1に関する調査」からの抜粋です。1on1の満足度について聞いています。調査によると、「満足」「どちらかというと満足」が合計で7割超です。これは、かなり高い満足度といえます。しかしながら、「どちらかというと不満」も26.9%と「満足」より高い数字なのです。

    そこで考えたいのは、「現在行なわれている1on1のどこに不満を抱いているのか」です。

    不満の理由

    調査では不満の理由も挙がっています。①とりあえずやっているだけでやる意味がわからない②特に得られるものがない③準備されてないことが多い、などが主たる理由です。

    つまり、マネジャーが1on1の目的を理解できていないために、部下は実施する意義を見出せず、時間のムダと感じてしまうのです。

    では、有意義な1on1にするにはどうすれば良いのでしょうか。

     

    1on1の成果を最大化する方法

    1on1の準備と実行には、いくつもの検討事項があります。そのなかで最も大事なのは、「1on1はタスクの一つではなく、マネジャーにとっての最優先事項」との意識をもつことです。そう認識したうえで、実施時間や頻度、場所、議題といった検討事項を、あくまでも「部下のニーズ」に合わせて設計していくことが重要なのです。そうすると、1on1の時間は自ずと充実していくでしょう。部下の満足度も高まり、業務における成果も期待できるはずです。また、1on1に臨む際、マネジャーは自分の感情をポジティブにもっていきましょう。そして、「主体は部下で、自分は傾聴に徹する」意識をもつ。これが簡単なようで意外と難しいのです。1on1は指導の場ではなく、部下の話を聞く場なのです。マネジャーは、聞き役、サポート役に徹しましょう。