1on1の浸透
近年、1on1の手法はかなり一般的になってきました。すでに実践されている企業も多いことでしょう。1on1とは、簡単に言うと「上司と部下が定期的にマンツーマンでミーティングするマネジメント手法」です。
その目的は、部下の成長をサポートすることにあります。ただし、1on1の定義は上記のとおりざっくりしているので、実際の取り組み方は実施するマネジャーによって多種多様です。
1on1の満足度は?
下図は、パーソルホールディングス株式会社が運営するd’s JOURNAL編集部が行なった「1on1に関する調査」からの抜粋です。1on1の満足度について聞いています。調査によると、「満足」「どちらかというと満足」が合計で7割超です。これは、かなり高い満足度といえます。しかしながら、「どちらかというと不満」も26.9%と「満足」より高い数字なのです。
そこで考えたいのは、「現在行なわれている1on1のどこに不満を抱いているのか」です。
不満の理由
調査では不満の理由も挙がっています。①とりあえずやっているだけでやる意味がわからない②特に得られるものがない③準備されてないことが多い、などが主たる理由です。
つまり、マネジャーが1on1の目的を理解できていないために、部下は実施する意義を見出せず、時間のムダと感じてしまうのです。
では、有意義な1on1にするにはどうすれば良いのでしょうか。